普段我々は何気なくものを売り買いしていますが、それも売買行為という立派な法律行為です。不動産ももちろん売買行為によって売り買いされており、また貸し借りなども賃貸契約というように契約を行う法律行為です。
認知症が進み、制限行為能力者となればそうした法律行為が制限されることになります。家庭裁判所によって制限行為能力者という判断が下されていなくても、認知症が進んでおり、意思能力がないとされれば一度契約を結んだとしても無効になり、双方に大きな被害が出ることになります。
つまり、不動産の所有者が認知症になってしまった場合はその人のみで売却や、資産運用を行うことができないのです。これは成年後見制度を利用した場合にもほとんど変わりがありません。成年後見制度は財産を保護する目的の制度です。財産を増やすことを目的にした処分や運用は当然できませんし、本人が住んでいる住居を処分したいとなった場合には家庭裁判所の許可まで仰がねばなりません。このように、所有者が認知症になってしまった場合、基本的には今ある状態を維持していくことになります。財産はそのままロックされた状態となり、使えるものがあったとしてもそれを利用することすらかなわなくなってしまう恐れがあるのです。
司法書士横須賀うみかぜ事務所は、神奈川県横須賀市を中心に、横浜市(磯子区・金沢区・港南区・栄区)・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町にて、みなさまからのご相談を承っております。相続・遺言・家族信託・成年後見などさまざまな老後の問題に対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
所有者が認知症になってしまったら
司法書士 横須賀うみかぜ事務所が提供する基礎知識
-
相続人申告登記とは?注...
不動産登記法の改正で令和6年4月1日より相続登記が義務化されます。 遺産分割協議が合意に至らず相...
-
【司法書士が解説】相続...
不動産を相続したときに、相続人同士で共有名義にするケースがあります。 共有名義にすることで、遺産...
-
特定調停の手続きと流れ
特定調停は、債務者が簡易裁判所に対して申し立てることによって開始されます。特定調停においては、債務者と...
-
相続放棄の手続きにおけ...
相続を行う際にその負担の大きさに驚かれる方も多いと思います。 また、相続する財産について調べてみ...
-
任意整理の費用
任意整理は、自己破産など裁判所が介在する他の債務整理とは異なり、法律で定められたルールがありません。専...
-
預貯金の名義変更
金融機関は預貯金口座の名義人が亡くなったことを知ると、その口座を凍結して取引を停止させます。これはまだ...
-
家族信託で失敗しないた...
■家族信託とは 家族信託とは、簡潔にまとめると本人が自分で財産を管理できなくなった時のための制度です。...
-
個人再生の手順
個人再生を利用する場合、まずはその旨を管轄する裁判所に申し立てる必要があります。この際、住宅ローンが残...
-
自己破産すると家族に迷...
■自己破産の家族への影響・デメリット 奨学金の利用に伴う破産や、FXの利用に伴う破産など、自己破産には...