不動産の所有者が亡くなった場合に名義変更をする必要があり、このことを相続登記といいます。
不動産には所有者の名前が登記簿に記載されているため、所有者が亡くなった場合は記載内容の変更が必要です。
本記事では相続登記を司法書士に依頼すべきケースについて費用相場と併せて解説します。
相続登記を司法書士に依頼すべきケース
相続登記は誰にでもできる手続きです。
しかし、次のようなケースは司法書士に依頼することをおすすめします。
- 手続きをする時間のない場合
- 複雑な手続きが必要になる場合
- 遠方に不動産があることから手続きが難しい場合
手続きをする時間のない場合
相続登記は、該当となる地域の法務局や役場で手続きを行う必要があります。
一般的に、法務局や役場は土日祝日や夜間には開いていないため、日中に手続きができない場合は司法書士に依頼するようにしましょう。
複雑な手続きが必要になる場合
不動産の権利関係が不明確な場合や、複数の不動産が絡む場合、手続きが複雑になることがあります。
こうした場合、時間がかかるだけでなく、専門的な知識が必要となるため、司法書士に任せると安心です。
遠方に不動産があることから手続きが難しい場合
相続登記は、不動産が所在する地域の法務局で行います。
必要書類に不備があった場合、何度も法務局に足を運ぶ必要があり、交通費や手間がかかります。
こうした場合も司法書士に依頼すれば、法務局に行かずに手続きを進められ、必要書類の確認もしてくれるので安心です。
相続登記を司法書士に依頼した場合の費用相場
司法書士に相続登記を依頼した場合心配になるのは費用相場ではないでしょうか。
手続き内容や不動産のある場所、依頼した司法書士によっても異なりますが一般的な相場は5万円~10万円です。
手続き全体的な費用として設定している場合や、項目ごとに費用を設定している場合もあります。
必要となる費用の内容についてしっかりと確認するようにしてください。
まとめ
今回は相続登記を司法書士に依頼すべきケースや費用相場について解説しました。
不動産を所有する人が亡くなった場合は、名義変更のために法務局で相続登記を行う必要があります。
しかし、手続きが複雑だったり、時間が取れない場合は、司法書士に依頼することをおすすめします。
どのような手続きをしていいのかわからない方にもおすすめです。
正確な手続きをしなければ修正などに時間や手間がかかってしまいます。
こうした場合、専門家である司法書士に依頼することで、スムーズに進めることができます。